書類で落とされる…?外資系企業の“CVあるある”5選と改善策
- 榊原 @ Nania Studio
- Jun 20
- 3 min read
「書類選考でなかなか通らない…」「面接までたどり着けない…」
そんな声をよく耳にします。実は、英語力や経験以前に、CV(英文履歴書)自体に改善の余地があるケースがとても多いのです。
今回は、これまでHiring Managerとして見てきた外資系志望者のCVでよくあるNGパターン5選と、それぞれの改善ポイントをご紹介します。
1. 「やったこと(責任)」ばかりで、「成果」が書かれていない
日本式の職務経歴書では「任された業務内容」を中心に書くことが多いですが、外資系企業は実績主義。
「どんなKPIがあり、どんな工夫をして、どんな結果を出したか」が重要視されます。
✕ I was in charge of social media.
◯ I oversaw the brand’s social media channels and increased engagement by 35% over 6 months through a targeted content strategy.
🛠 改善ポイントまとめ:
Responsibilities(業務内容)ではなく、Accomplishments(成果)を具体的な数字で示しましょう。
2. 不自然な英語表現や直訳っぽさがある
せっかくの経験も、英語表現が不自然だと評価されにくくなってしまいます。
特に日本語を英語に直訳してしまうと、文法的に正しくても「ネイティブには違和感がある」表現になりがちです。
例:
✕ I did everything by myself. → ◯ Independently led △ / Handled △ on my own
✕ I belong to the △ department. → ◯ Part of the △ team, in charge of handling △
✕ I was in charge of client communication. → ◯ Oversaw / Managed client relationships
🛠 改善ポイントまとめ:
直訳ではなく、ネイティブの感覚に近い言い回しを意識。できれば一度はネイティブまたは外資系転職経験者や担当エージェントのレビューを受けましょう。
3. 書いてあることに「一貫性」がない
フォーマルなトーンで始まっているのに、突然カジュアルな表現が出てきたり、語尾の揃っていない箇条書きがあったり…といった例は意外と多いです。
英語力以前に、「丁寧さが足りない」「仕事にもムラがある人?」という印象を与えかねません。
🛠 改善ポイントまとめ:
トーンや語尾(managed / increased / collaboratedなど)を統一
全体を通して「読みやすさ」「丁寧さ」「プロフェッショナリズム」を意識
4. 職務の「誇り」が感じられない
転職活動をしている=今の職場への不満があるのは自然なこと。
ですが、それでも「どんな仕事にもベストを尽くしてきた」ことが伝わるCVのほうが、確実に印象が良いです。
✕ ただ業務内容を箇条書きしているだけ
◯ 直面した課題や工夫した点、成果、そこから得た学びまで含めて伝えている
🛠 改善ポイントまとめ:
ポジティブな視点から自分の経験を語ること。
読んだ相手が「この人はどんな環境でも信頼して任せられそう」と思えるようにする!
5. リーダー職なのに、リーダーらしい行動が書かれていない
マネージャー職に応募しているのに、"led / mentored / built / managed" などのリーダーシップ表現が一切ないと、「本当にチームを率いていたの?」と疑問に思われてしまいます。
🛠 改善ポイントまとめ:
自分が意思決定した経験
チームを導いた成果
新しい施策を提案・実行した話
などを具体的に書く
最後に:CVは「翻訳作業」ではなく、「自己PR資料」
英語が苦手な方ほど、「翻訳っぽいCV」になりがちですが、CVは単なる日本語→英語の変換作業ではありません。
それはあなたのキャリアを売り込むための、大切な“提案資料”です。
✍️ CVに不安がある方へ
nania studioでは、CVのレビューだけでなく、長期的なキャリア相談、英語面接対策、模擬面接まで一貫してサポートしています。
あなたの“これまで”を、魅力的に“これから”につなげるお手伝いをします。
まずは30分の無料相談から、ぜひお気軽にご連絡ください。

Comentários